過失割合 大いに不満!!

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車の走行中に不慮の事故に遭遇した経験はありませんか…?

不幸にもそんな事故に遭遇して、お互いの身体に支障がなければ、
おたがいの保険会社の話し合いで過失割合が決まりますよね
その過失割合に不満、疑問を感じたことはありませんか…

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事故のあらまし

わたしが初めて事故に遭遇したのは、もう20年近くも前になりますが、
その時の過失割合に今でも不満感をじているのは、
自分の割合に不満なだけでなく、
過失割合そのものへの考え方に疑問を感じているからです。

その時の事故の状況

わたしが、ミニバンで国道を走行中
行く手の左側の脇道に一台の乗用車が停止していました。

その車は、全く動く気配がなく、
ルームミラーで後ろを見てみても後続車が見えないので
わたしの車の通過待ちをしているのだと思いました。


近くまで行っても、全く動く気配がないのでその前を通過した
つもりでしたが、突然助手席側にショックを感じ、道路左側に停車。

見ればわたしの助手席側のドアがベッコリと凹んでいました。

相手の男性がすぐでてきて、ゴルフ帰りで、いろいろ考え事をしていて
全く前を見ていなかった…
「申し訳ありません」と平謝りをしてくれ、感じの良い人でした。

わたしが事故に遭遇したのはこれが初めてだったので、
かなり気楽に考えていました。

体に異常はないし、保険で弁償してくれれば済むことなので
なんの心配もしませんでした。

はじめは85対15。

事故後数日して、自分の保険会社から今回の事故の過失割合は85対15
だと知らされました。

とてもびっくりしました。
自分は何も悪いことはしていないのに…!
という思いが強かったからです。

そこで、すぐにわたしがどんな過失を犯したのか
保険会社に尋ねてみました。

その答えによると、わたしが通行していた道路は、
センターラインのある道路なので、徐行する必要があった…!
という返事でした。

けれど、事故に遭遇する時点で、わたしはスピードを
出していた記憶がないので、事故にあった自分の車の
写真をよく見てほしいとお願いしました。

わたしが40キロや50キロで走っていたら、
損傷を受けたドアに擦過傷があるはず。

わたしにはそのような傷がなかった記憶があったので
それが徐行していた証拠にならないか尋ねてみました…。

90対10になりました。

その結果、わたしの主張が認められ、過失割合が90対10になりました。

それでもわたしは不満です。

だって、きちんと徐行していたのに
どうして10%もの過失あるというのか理解できなかったからです。

またまた保険会社に尋ねると、止まっている車に衝突されれば
10対0になるけれど、走っている車の場合は、10対0にはならない
という返事でした。

それでもなお不満があったのは、わたしの過失がなぜ10%なのか…です。

85対15というのがあるのに、95対5とか、99対1がないのはなぜなのか…

9割も悪い人に、なぜ1割も負担しなければならないの・・・?

不満を保険屋さんにぶつけると、これ以上不満があるなら
直接相手側の保険屋さんと話し合ってください!
ということでしたので、相手の保険会社に思い切って
電話をしてみました。

徐行したにも関わらず10%の過失があるというのは
なぜなのか、その具体的な内容を示してほしい
と言いましたところ、あなたにはさらなる注意が必要だった!
という答えがかえってきました。

徐行に加えてさらなる注意とはなんなのかを
問いただすと、警笛を鳴らすべきだった!との答え

それで、つい言葉を荒らげて「警笛を鳴らすひまがあったら
事故は起きないよ!」なんて怒鳴ってしまいました。

その後、相手側の保険会社からわたしのもとに
一通の手紙が届きました。

その手紙には、私のように不満を持つ人が裁判をおこして
どれも負けている判例を集めた判例集でした。

わたしはその手紙を見て、お前のようなものが、いくら騒いでも
なんにも変わるわけないんだから無駄な抵抗はするな!

という、高圧的な脅しのように感じました。

10%そのものの不満に加えて、わたしには
どうしても受け入れ難いが不満があったので
とてもそのまま受け入れる気持ちにはなれませんでした。

10%という過失を100歩譲って受け入れたとして、

9割相手が悪い!
と決まっているのに、なぜその相手の車の修理代の1割まで
わたしが負担しなければならないのか…!?

泥棒に追い銭のような感じで、とても納得できるものでは
ありませんでした。

弁護士さんに相談

いつまでも釈然としないので、交通関係に詳しいという
弁護士さんに相談してみました。

その答えは、全く自分をがっかりさせるだけのものでした。

弁護士さんいわく、それは受けたほうがいい!

例えば裁判を起こして裁判長が85対15が相当
と言われたらそれでおしまいですよ!

という返事でした。

そこで、わたしはすべてを諦めて、やむを得ず
10%の過失を受け入れることにしました。

まとめ

わたしは10%の過失をやむをえず受け入れましたが、
前述したように、納得して許容したわけではありません。

信号待ちなどで停車している車が、10対0の過失割合を
認められるのは、その車が事故を回避することができない状態、
「不可抗力」だからではないのでしょうか…

では、走行中の車には不可抗力は存在しないのでしょうか…?

これは、ものすごく硬直した考えに基づく結果
のように思えてなりません。

この事故のお陰で、わたしは今まであまり真剣に考えたことのなかった
公平、公正、裁判や法律ってなんだろう…

ということを真剣に考えるようになりました。

いつか、そのことを記事にしたいと考えています。

ドラレコをつけていれば安心・・・!?

ドラレコが普及している現在。

その動画をもとに、走行中の事故でも10対0が
認められるようになっているのでしょうか…?

時折ニュースなどで同じような事故が取り上げられ、
これでも10対0にはならないんですよね…

などというコメントで終わってしまい
その後の結果を聞いたことがありません。

こうしたことに詳しい方がいらっしゃったら
是非教えていただけたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします。



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