秩父「やぐら太鼓」のトマトラーメンをご存知ですか…?!

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いきなり秩父の「やぐら太鼓」とか、トマトラーメンと言われても、ご存じない方が多数ではないかと思います…。

この秩父の「やぐら太鼓」というのは、元小結の玉輝山、引退後は(北陣親方)が始めたちゃんこ料理の店のことです。

実は、私の父親はこの秩父の生まれで、その生家はまだ残っていて、私のおふくろが生きていた頃はお盆には必ずその生家を訪れていましたが、両親が亡くなるに連れ、次第に縁遠くなり秩父を訪れる機会もめっきり減っていたのですが、昨年の暮れ近くになって、秩父に住む(私と同年代の80歳~90歳代)の従姉妹たちと再開する機会があり、その時に「やぐら太鼓」のトマトラーメンが2023年の8月にバナナマンのせっかくグルメで綾瀬はるかさんと羽村仁成さんが訪れ、このトマトラーメンを絶賛したことから大評判になり、一時は行列ができて大変な騒ぎだった…ということを教えてくれました。

ただ、なぜわざわざ私にこの店のことを知らせてくれたかというと、実はこの「やぐら太鼓」の北陣親方の奥様(女将さん)はこの従姉妹たちの姪にあたる人なので、店が忙しくなるとたびたび駆り出されている仲だからです…。

さて、そのやぐら太鼓のトマトラーメンの評判は未だに衰えず、お取り寄せ用も作ったようで、私も一度は味わってみたいと思っていた矢先に、そのトマトラーメンが秩父のふるさと納税の返礼品に選ばれたということもあって、従姉妹が私のところにトマトラーメンを送ってくれる(トマトまでつけてくれました)ことになり、それをこれからご馳走になって食リポを…と思っているのですが、その結果は最後に書くこととして、少し「やぐら太鼓」と「トマトラーメン」の生い立ちなどを紹介させていただこうと思います。

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やぐら太鼓の生い立ち

やぐら太鼓は、当初に述べたように元力士の玉輝山(最高位小結)さんが現役を引退した後、37年前に秩父にちゃんこ料理店を開店させたのが始まりだそうです。

なぜ秩父かというと、奥様の和子さんが秩父在住であったからのようです。

実は、その頃(30年ほど前)、私は一度だけ従姉妹に招待されて、このやぐら太鼓の2階で母親と一緒にちゃんこ料理などをご馳走になったことがあります…。

ただこの頃のやぐら太鼓は現在の場所ではなく、確か市役所の近くだったと思います。それに、まだこの頃にトマトラーメンは存在していません。

その後、現在の場所に移転してから、トマトラーメンが生まれることになるのですが、「ちゃんこ」と「ラーメン」の組み合わせってかなり違和感があリますよね…

ところが、それにはそれなりのストーリーが存在していたことがわかりました…。

やぐら太鼓の女将、和子さん

トマトラーメン誕生秘話…

トマトラーメンが誕生するきっかけは、9年前、女将の和子さんが乳がんを患ったことに起因しているそうです。

その時、和子さんは健康に良い料理を提供したいと考えるようになり、いろいろ考えをめぐらしているうちに、豆乳に目をつけて、これをラーメンにすることはできないか…と、試行錯誤を繰り返し、あちこちのラーメンを食べまくったそうです。

その中でヒントになったのが焦がしにんにくだったようで、そこから独特の「とまとラーメン」が誕生するのですが、ちゃんこ料理の店に不釣り合いのトマトラーメンが誕生したのにはこんなストーリーがあったようです…。

トマトラーメンと御飯のセット

そして、そのレシピはTVで次のように説明されていました。

トマトラーメンのレシピ

トマトラーメンのベースとなる豆乳に、焦がし味噌と、練りごまを合わせたペーストと(辛味ネタの生姜とザーサイ炒め、豆板醤、甜麺醤で味付けした)秘伝の調味料を加え、旨味たっぷりの濃厚でクリーミーなスープが出来上がります。

麺はストレートの中細麺で、よくスープに絡むそうです。

そして最後に、にんにくの効いた自家製味噌と秩父トマトを乗せて完成です。

この自家製味噌というのは「魔香醤」(マーコージャン、女将さん独自の命名のようです)のことと思われ、従姉妹によれば何につけても美味しいとのことでしたので、早速後で食べてみようと思います。

それで、実はこのトマトラーメンと御飯のセットが¥780円だそうです。

とても信じがたいリーズナブルな料金ですよね…

早速送られてきたトマトラーメンを食べてみました…。

作り方は、セットの中に手順を書いた紙が入っていたので、その手順に従って自分自身で作ってみました。

気をつけるのはスープを十分に温めることと、麺の湯で時間をしっかり守ることぐらいで、その他はそれほど気を使わずに済みましたが、トマトは絶対に必需だと思います。

何と言っても、トマトとスープの相性が抜群で、私はとても美味しかったのでスープまで完全に飲みきってしまいました。

このトマトラーメンの味をどう説明したらよいのか迷っていますが、親方(北陣親方の郷里は福岡)の豚骨ラーメンと、長崎のちゃんぽん麺と、中国の担々麺の味を足して割ったような味…

とでも表現することしかできませんが、論より証拠、秩父を訪れたに際には是非直接「トマトラーメン」を食べてみてはいかがでしょうか…

ちなみにやぐら太鼓の住所と地図、営業時間等を掲載しておきますので、秩父を訪れた際にはぜひ一度訪ねて頂けたら…と思っています…。

秩父市山田1856
TEL.0494-22-9770

営業時間/11時30分~14時 17時~21時
(木曜日定休)

文中の写真、情報等はWEB上の秩父経済新聞より抜粋、引用させていただきました。

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